県指定 無形民俗文化財

今津人形芝居

 所在地/福岡市西区大字今津
【指定年月日】
昭和51年4月24日
(昭和29年5月15日無形文化財指定)

【公開等】
9月上旬

明治24年に隣町大原にあった大原あやつり人形を譲り受け、恵比須座を作ったもの。この地は博多湾の根にあたる部分で古くから海運業が栄え、経済的に豊かであったが、若者の間に賭博が流行したため、大原の鯉川弥蔵が操人形を採り入れ、悪習の改革をはかったことに始まる。明治期には人形芝居廃止が決議されたが、廃れることを惜しみ、今津の人々が道具一式を購入、新たに恵比須組が誕生した。博多・糸島各郡から招かれ好評を博したと言い、現在頭が50、諸道具が残されている。3人遣いの文楽等とほとんど変らないが、近年小学生を中心とした子供会が参加している。