県指定 無形民俗文化財

岩戸神楽

時代/江戸、明治、大正、昭和
所在地/那珂川市山田
【指定年月日】
昭和51年4月24日
(無形文化財指定 昭和29年12月13日)

【公開等】
7月14日

主として伏見神社の夏祭りに奉納される神楽である。江戸時代には筑前国各郡内に神職による神楽があったが、明治時代に廃絶、伏見神社の氏子たちが明治10年代に珍楽社を作り、復興した。鬼が手桶をもって舞殿・境内をかけまわり幼児を祓う荒神、象徴的な舟を漕ぎ出して観客から賽銭の紙包をつりあげる事代、襷・鉢巻姿の当麻蹶足・野見宿祢が種々の投げ合いをする相撲、盆2枚に米を入れて回る折敷、神功皇后伝説による磯羅、炬火(藁に赤い幣をつけたもの)を観客に投げる岩戸等、多様な演目がある。