王埜神社境内を中心に各所で演じられる楽打である。大人の笛吹、青年の親楽を除けば、4歳~12歳までの男子が太鼓打、鉦打、楽の由来を述べる言立(いいたて)を行う子供楽である。浅黄染抜きの浴衣、手甲、脚絆、白足袋、襷の華麗な衣装を着け、頭にはニワトリの尾羽を飾るため「ニワトリ楽」ともいわれる。楽の中心に神の降りる依代として山車が立てられる等古い様式を残している。