明治時代に社家の神楽奉仕が廃絶したことを惜しんだ老松神社の社家「佐々雪」が太祖神社の氏子青年に伝承し、神楽座を復興、現在に至っている。出雲系の神楽で、舞神楽7種目、面神楽5種目と小神楽を含む蛭子舞の計13種目が伝承されている。特に、毛頭・狩衣姿の舞手4人で舞う「四剣の舞」は、左手指間に榊の葉をはさみ、右手に白刃を翻し、舞殿を左に廻る勇壮な演目である。