「宰領」行列の全体を管理するのは、家で決まった役で、志賀の藤野家、宮本家、宮本家、中島家の4家の男性である。また「八軒の浦公」という「中西八家」は、神功皇后新羅の役の際、櫓ろを持って追従した八人の有能な漁師の家筋と伝えられる。旧暦9月1日、現在10月1日「男山祭」にて、神幸を行うか否か神意を問うところから始まる。「御神幸あらせられる」のクジが出た場合、御神幸祭を「夜渡祭(よどさい)」と称し、旧暦9月8日に行っていた。旧暦9月9日には、例大祭「国土祭(くにちさい)」、いわゆる「おくんち」を行う。