県指定 無形民俗文化財

求菩提山のお田植祭

時代/江戸、明治、大正、昭和
所在地/豊前市大字求菩提
【指定年月日】
昭和51年4月24日
(無形文化財指定 昭和46年11月16日)

【公開等】
3月29日

求菩提山8合目、国玉神社中宮前の広場において、「遣巻(やりまき)」と呼ばれる神歌を流し、草刈り、田鋤き、種子蒔き、田植え等の農作業がユーモラスに演じられる。これらは山伏達の祭りである「松会」の中の「田行事」を現在に伝えるものである。かつては、祭りの最後を飾る「幣切り行事」において、山伏が御幣を背にもって松柱を登り、柱の上から御幣を切り落とした。落とされた御幣は神の御種子であり、蒔かれた籾種と交合し、その年の豊年が約束されるという。