県指定 無形民俗文化財

平八月祭り

時代/江戸、明治、大正、昭和
所在地/宮若市平
【指定年月日】
平成16年2月18日

【公開等】
9月中旬

祭りの準備や運営は、トウバ(当場)と呼ばれる3軒の家が中心となって行う。祭り当日はトウバの中の1軒の玄関先に竹を2本立て、注連縄を張る。トウバを出て岡見神社に向かう際、「杖おこし」を行う。岡見神社に到着後、本殿の横で子ども踊りと「杖おこし」を行う。終了後、竹を束ねた松明に火を付けて、笛と太鼓による道囃子を奏しながら水神棚に向かう。水神棚でも子ども踊りと杖おこしが行われ、杖おこしが終わると「太鼓せり(太鼓せせり)」が行われる。その後、薬師堂に向かい、「クルクル(子ども神楽)」という舞が行われ、最後の「杖おこし」で祭りが終了する。災い等をムラの外に送り出す疫病送りの特色をよく示している。