福津市津屋崎地区の南北7km、東西2kmの範囲に所在する古墳の総称で、新原・奴山古墳群など、前方後円墳が16基、円墳が43基、方墳1基の総数60基が現存している。5世紀~7世紀代に至るまで古墳が築造されており、津屋崎古墳のうち新原・奴山古墳群は世界遺産「神宿る島」宗像沖ノ島と関連遺産群の構成資産にもなっている。新原・奴山古墳群の被葬者は、豪族「胸形君」一族の墓と考えられており、航海技術に長けていたと考えられることから、沖ノ島の祭祀に関わったとされる。