基礎・塔身・笠部・相輪の4部分が積み重ねられ、新設の石積基壇上にたてられている。全高334.5cmを測る。材質は花崗岩。立方体の塔身の四方には、「ウーン 阿閃如来」、「タラーク 宝生如来」、「キリーク 阿弥陀如来」、「アク 不空成就如来」の金剛界四如来の種字を薬研彫りしている。4種字は、各々東西南北に対応する。基礎部の2側面には、風化のため判読が困難であるが、銘が陰刻され、貞和三年(北朝の年号1347年)造立であることがわかる。