県指定 有形文化財 建造物

旧長崎税関三池税関支署

  • 旧長崎税関三池税関支署
時代/明治  所在地/大牟田市新港町1-25
【指定年月日】
平成26年3月14日

【公開等】
見学時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日  月曜日〜金曜日(祝日は除く)、年末年始
問合せ  大牟田市世界遺産・文化財室  tel 0944-41-2515

旧長崎税関三池税関支署庁舎は、明治41年(1908)に三池港の開港と同時に開庁した。昭和40年(1965)に現三池港湾合同庁舎に機能が移るまで税関として使用されていた。当初は本館と付属建物が建設されたが、本館のみ現存する。
建物は、木造平屋建、入母屋造に切妻造が付く。屋根は桟瓦葺、一部銅板葺、外壁は下見板張である。室内外共に装飾は少なく簡素にまとめられる。内部は公衆控所、事務室、応接室、書類室に分かれる。公衆控所と事務室の境にカウンターが設けられており、そこで関税の手続きが行われた。国内でも数少ない明治期の税関庁舎であり、三池炭鉱と三池港の歴史を物語る貴重な産業遺産として価値が高い。

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