像高94cm、針葉樹を材とする一木造。穏やかな丸顔で、体もまた丸みを帯びたおとなしげな肉づきをみせる。平行線状に浅く丸みを帯びた衣文を刻む。円満整美と評される平安時代後期の特徴を備え、如来像の典型的な作風とされる。