県指定 有形文化財 美術工芸品

尾形家絵画資料

  • 尾形家絵画資料
時代/江戸  所在地/福岡市中央区天神5-2-1 福岡県立美術館
【指定年月日】
平成12年11月1日

【公開等】
問い合わせ先(福岡県立美術館)092-715-3551

尾形家から福岡県に寄贈された粉本類4755点、本絵11点、古文書25点からなる。画題は神仏、花鳥、山水、人物、さらに絵図、動植物の写生等多岐にわたり、また本絵制作のための下絵、画稿等も含まれる。制作年の最古の例は、寛文5年(1665)に遡り、明治半ばの制作が最後となる。粉本は完成作品と異なり、制作依頼に応じるための作画のサンプルや子弟教育等、絵師の内部資料として秘蔵されてきたものであり、江戸狩野派研究の第一級資料である。美的価値が高く、写本という性質上、逸失、毀損した絵画についての重要な情報を多分に含んでおり、日本美術史研究一般にとってもかけがえのない資料である。

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