道路工事の際に発見された古墳の石室石材の一部。封土状況、伴出遺物は不明。高さ約1mの花崗岩系の石に線刻文様が施される。文様は上段右に荷を積んだような舟があり、その左に開脚した人物らしいものがみられる。下段右にも開脚した人物のような図があり、またその上部に弧状の線がみられる。その左に二重円があるが、こちらは彫りが深く、敲打による沈線の幅も広い。コンパスを使用した円ではなくかなり歪である。