博多人形は、木偶師小堀善左衛門正道を祖とする細工物人形、瓦師正木仁右衛門のひ孫惣七が始めた宗七焼、中ノ子吉兵衛が創始した土俗玩具人形が互いに影響しあって、今日の形となった。中ノ子家には天保2年(1831)の銘がある型をはじめとして、江戸時代末から明治中期の博多人形の型が残されている。博多人形創成期の作品として貴重である。