創建より続く和布刈神事(神職が和布・荒布を刈りとる祭事)は、神功皇后が満珠・干珠を授かった様子を和布で見立て、神社創建時の様子を今に伝えている祭事であり、毎年旧暦の元日に執り行われる。和布は神の依り代ともされ、万物に先駆け自然に繁茂する非常に縁起の良いものとされている。また刈りとった和布は万病に効くと伝えられ、朝廷や領主に献上していたと記録が残っている。