八坂神社は、元和3年(1617年)小倉城主細川忠興が南北両神殿を造営し、南殿に不動山(愛宕山)から祇園社を移し、北殿に三本松の祇園社を移したのを由来とする。 この鳥居は花崗岩製の明神型に近い鳥居で、額束は無銘である。高さ4.51m、笠木の長さ5.87m、柱間3.61m、柱径0.47m。笠木と島木をもつ複架式で、笠木の上に屋根状のものがあって三層をなし、これが一石から彫り出されている。笠木は両柱間ではほぼ水平であるが、外側の部分はわずかに反り、柱に転びがある。平成4年6月、拝殿の北側から現在地に移転した。