屋外に設置される工作物の文化財は石で作られる傾向にあります。コンクリートがない時代、彫刻が比較的容易なことと屋外で長期間雨風に晒されることから、身近で頑丈な材料として石が盛んに使用されました。鳥居を始めとし、五重・七重・九重の石塔、燈籠があげられ、石橋では桁橋・アーチ橋など建物以外の石造文化財がこの分野に入ります。
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