国指定 重要文化財 建造物

早鐘眼鏡橋

  • 早鐘眼鏡橋
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時代/江戸  所在地/大牟田市早鐘町128
【指定年月日】
昭和45年6月17日

【公開等】
見学時間 自由(外観のみ)
問合せ  大牟田市企画総務部 世界遺産・文化財室 tel 0944-41-2515

早鐘眼鏡橋は、灌漑用の石造単アーチ橋である。三池藩2代藩主立花種長が発起し、平塚喜右衛門らを総奉行として延宝2年(1674)に建造された。橋の中央の要石には「時延寳二甲寅 領主立花和泉守従五位下源種長 二月吉祥日(省略)」と竣工年代等を示す銘がある。
当時筑後随一の溜池といわれた早鐘池から大牟田川を跨ぎ、水量の乏しかった水田に水を引くために建造された。橋は水路と歩行路を兼ねており、高さ11.2m、幅3.15m、アーチ径10.1m、石材は凝灰岩が使用される。早鐘池は、明治31年(1898)に三池炭鉱の鉱害のため機能を失い、その後水路も使われなくなった。現存する日本最古の石造水路橋として貴重である。

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