県指定 有形文化財 美術工芸品

宮原石層塔残欠

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時代/南北朝  所在地/大牟田市宮原町1-191 駛馬天満宮
【指定年月日】
昭和33年4月3日

【公開等】
常時公開

駛馬天満宮に残された石塔で、複数の塔の部材を集めて積まれている。中央の八角の塔身の正面には如来坐像を彫り、横には四天王立像を刻む。やや荒い彫りであるが、力強く量感豊かな像である。最下部にある笠に刻まれた銘から、貞和6年(1350)につくられた五重石塔であったことがわかる。また「禽獣の露を争ふ我なれや豊葦原の風に散りなん、後の身のかたみの石は塵世にも方らば知らぬ世にも伝へよ 南無阿弥陀仏」と和歌が刻まれている。この時期に活躍した藤原助継という石工の作とされるもので、現在9基発見されているうちの一つ。

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