北野天満宮は、菅原道真を祀った神社で、天喜 2 年 (1054)に関白藤原道隆の孫貞仙僧正によって京都の北野天満宮の神領である筑後国河北荘の鎮守社としてこの地に勧請されたと伝わる。石造鳥居は境内の神門前に位置する。凝灰岩製の肥前鳥居で、高さ4m、両柱間2.5m、笠木・貫・柱いずれも3本継ぎである。銘文より慶長12年(1607)建立であることがわかる。