光明寺は、寺伝によると天平年間(729-749)に聖武天皇の勅願による行基菩薩の開基と伝えられる。石造九重塔は、鎌倉時代初期に建てられたものと推定されており、当初は東西に2基建てられていたが東塔だけが残る。西塔は嘉永2年(1849)に久留米藩第9代藩主有馬頼徳によって建てられた模作塔である。花崗岩製、総高2.3m、相輪が一部欠けている。初層塔身には四方仏の梵字が彫られている。