石浦大橋は、久留米から豊後国へ向かう豊後街道(中道)が筑後川支流の巨瀬川を越える地点に架けられていた石橋である。桁行5間、梁間2間の石造桁橋で、うきは市産の山北石が石材に使用される。刻文から元禄11年(1698)に建立され、明和2年(1765)に大規模な改修があったことがわかる。昭和50年(1975)に交通の不便さや水害の恐れがあることから解体され部材が保存されていたが、平成10年(1998)に「おおはし歴史公園」のシンボルとして移築復元された。