県指定 有形文化財 建造物

須佐能袁神社本殿、拝殿及び楼門

  • 須佐能袁神社本殿、拝殿及び楼門
  • 須佐能袁神社本殿、拝殿及び楼門
  • 須佐能袁神社本殿、拝殿及び楼門
時代/明治  所在地/久留米市草野町草野443-2
【指定年月日】
昭和32年4月23日

【公開等】
見学時間 自由
問合せ  須佐能袁神社 tel 0942-47-0531

須佐能袁神社は旧街道沿いの草野東部に位置する。建久8年(1197)に竹井城主草野永平が勧請したとされ、素戔鳴尊を祭神とし、草野町の氏神として尊崇されている。現在の社殿は、氏子の寄進によって再建されたもので、明治14年(1881)に起工、同19年(1886)に完成した楼門、拝殿、本殿が軸線を揃えて建ち並ぶ。
楼門は、三間一戸、入母屋造、本瓦葺、組物は腰組とも三手先出組を用い、上層は二軒扇垂木とする。拝殿は、桁行三間、梁間三間、入母屋造、檜皮葺、正面に千鳥破風をつけ、向拝には向唐破風がつく。拝殿背後に桁行三間、梁間一間の幣殿が続き、その屋根が本殿正面まで伸びるなど、権現造に似た屋根構成をもつ。本殿は、桁行三間、梁間三間、入母屋造、檜皮葺、正面一間通りを吹き放しとする。随所に施された精緻な彫刻は見事で、大川榎津の村石繁太郎の作とされる。

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