県指定 無形民俗文化財

志賀海神社歩射祭

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 所在地/福岡市東区大字志賀島877 志賀海神社
【指定年月日】
昭和51年4月24日
(昭和34年3月31日無形文化財指定)

【公開等】
1月15日に近い日曜日

1月2日から15日まで行なわれる年頭の宮座行事で、古作法の面影がよく残り、規模が大きい歩射行事である。「射手べんさし」の指揮で、若者の「射手衆」8人が2日から潔斎してこもり屋に集まり、歩射の稽古から始める。射手は「上方」「下方」「岡方」「西方」の4区から2名あて出て、それぞれの「地頭」の代行者となっている。15日は全員拝殿で祭典の後、社務所の広場での「的廻り」と続く。祭りを主宰する“いとうべんさし”は楼門前の石橋上で、かり又の矢で四方と天地をはらい、的場に行き大的の黒的(こまなか)に3本の矢を射こむ。歩射は2m30cm位の大的から約21mはなれ、立烏帽子、白の狩衣、白袴姿の射手が1人3回、1回1矢つまり合計48本が射込まれる。黒的にあたると観衆が「ヨイヤァ」と称讃し、最後の1矢が放たれた後、全員で「的破り」をして行事をおえる。

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