県指定 無形民俗文化財

円座餅搗行事

時代/江戸、明治、大正、昭和
所在地/築上郡築上町大字下香楽
【指定年月日】
昭和51年4月24日
(無形文化財指定 昭和30年9月6日)

【公開等】
12月第1日曜日

清地神社の氏子でつくられた座が行う豊穣報恩の行事である。現在は公民館の門に忌竹・注連縄を張り、床の間に幣を立て、座員が集まり地願座が開かれる。座が終わると、もち米4斗が用意され、鉢巻・褌姿の青年が20数人で刺棒(樫の杵)を持って、円座餅搗音頭を歌いながら鏡餅一重と12か月の重(かさね)をつく(一番臼)。二番臼は空の臼をつき合い、三番臼は藁12束を入れた藁餅をつく。供えられる残りの餅は参集者が悪疫除、安産の守として取り合う。