国指定 史跡

相島積石塚群

  • 相島積石塚群
時代/古墳
所在地/糟屋郡新宮町相島字百合越・長井・牟田
【指定年月日】
平成13年8月7日

【公開等】
常時公開
問合せ先:新宮町歴史資料館(092-962-5511)

新宮漁港の沖合約7kmの玄界灘に浮かぶ相島の北東部に位置する墳墓群である。一般的には土を盛って墳丘を築く古墳が一般的であるが、ここでは墳丘を石だけで造ったり、石と土を混ぜ合わせて造った古墳であることから、「積石塚」と呼ばれる。
遺跡内で大きさ約2m~12mの玄武岩の礫で造った計254基の積石塚が確認された。4世紀末から7世紀までの間築造されており、5世紀中頃の120号墳は、全長20mの前方後方墳で最大の規模を誇る。海の直近に墓を造っており、海洋関係の人物たちの墓と考えられる。また、島内では同時代の集落は見つかっておらず、どこに住んでいた人々かはわかっていない。

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