板倉は、修験者山伏を統括する座主家の貴重品修造庫であった。昭和41(1966)年に解体修理が行われ、現在地である英彦山修験道館横に移築された。間口6.1m、奥行5.1mの長方形で厚さ約10cm、幅40cmの杉板の両端に凹凸の切り込みを入れて積み重ねた木造組積式構造の倉庫である。建築年代は江戸時代初期と推定される。