筥崎宮本殿北側に据えられている石碑。高さ約1.4mの六角柱で、正面に「禁断万ふみ捨之事」、向って右に「火をたく事」、向って左に「大小へん乃事」とある。裏面には「元禄十丁丑歳五月吉日、博多住人諸田辰之助建立」とあり、元禄10年(1697)の設立であることがわかる。当時は常時参詣人に開放されていたため、社殿の安全と神域の浄化のためにこの碑を建てたものと考えられる。