小倉祇園祭では、江戸期には踊り山車、曳山等多種類のものが神幸に従ったが、明治になり太鼓を中心とする形態となった。山車の前後に太鼓をおき、各面1人ずつの計4人が、ヂャンガラの音に合わせて太鼓を両側からたたく。太鼓の表(張りのつよい方)をたたく「カン」と、裏をたたく「ドロ」とが、独特な三拍子のリズムで渾然一体の響きをなす。祭りは7月第3土曜日をはさむ三日間に行われるが、7月にはいると小倉の街は練習などでの太鼓とヂャンガラの音色に包まれる。