あげ舟は、吊り舟とも呼ばれ、洪水時の避難・連絡のために用いられた。普段は納屋、母屋等の土間天井に舟底を上にして掛けられていたのでこの名がある。当該あげ舟は大正5年(1916)、旧三井郡合川村の村費で購入されたもので、昭和28年(1953)の水害時に実際に使用された。伝来の経緯が明確であり、実際に使用されたものとして貴重である。