成人の日の前日の夜、春日神社氏子中の45才以下の人で組織される三期組合(春夏秋の祭礼をする組合)によって行なわれる行事。鳥居前にて、井桁で組み奇数段に積み重ねられた左義長への点火により祭りが始まる。その頃、宿(その年結婚した花婿の代表の家、現在は公民館)に組合の人々が集まり、花婿・花嫁の披露など「宿の行事」が行われる。その後、神酒樽を奪わんとする勇ましい「樽せり」が始まる。神酒樽が割れた後は、汐井川に汐井取りに出掛け、神社に帰ると一斉に拝殿に駈け上がり、もみ合いをしながら参拝をする。汐井場前と左義長、神池のそばで締込み一本の青年達が祝唄を歌い、空もみをして祭りはクライマックスに達する。最後に花婿に若水がかけられ、手拍ちをして祭りは終わる。