宇美八幡宮には、神功皇后が新羅からの帰途、この地で応神天皇を無事出産したという言い伝えがあり、安産信仰に関する伝承地として知られる。神功皇后が応神天皇を出産する際にすがったという「子安の木」、産湯に使ったとされる「産湯の水」、妊婦がこの石を借りて安産を祈ると効果があるという「湯方の殿」の「子安の石」などがある。巨大なクスである「湯蓋の森・衣掛の森」(国指定天然記念物)、もまた応神天皇の誕生に深い関わりがあると伝えられている。