毎年5月第2日曜日を最終日とする3日間に行われる神幸行事。早い奉納区では正月から当前(当番)を決め祭礼の準備が始まる。祭礼初日(御汐井採り)は、行橋市沓尾に竹筒に汐をくみに出かけ、その汐で社殿、神輿等を祓う。翌日、親山2基、舁山6基が境内に集まり、奉楽、稚児等の供で、三諸神社まで神輿の渡御があり、夜までには又八幡社に帰ってくる。その夜は神前で岩戸神楽、湯立神楽の奉納が続けられる。続命院および山鹿区から出される親車(大山笠)は台上に社を組み幟を30本ほどたてる高さ15~20mにおよぶもので、県内でも特に大きい。舁山はやや小型であるが、百人近くの山かきが鐘、太鼓にあわせて動く姿は雄壮である。