国指定 特別史跡

基肄城跡

  • 基肄城跡
時代/飛鳥、奈良、平安
所在地/筑紫野市大字山口 佐賀県三養基郡基山町大字小倉
【指定年月日】
昭和12年12月21日
(史跡指定)
昭和29年3月20日
(特別史跡指定)
平成20年7月28日
(追加指定)

【公開等】
常時公開
問合せ:筑紫野市教育委員会文化財課(092-921-8419)

大野城と同じく、白村江での敗戦の後、665年に築かれたことが『日本書紀』に登場する古代の山城である。福岡・佐賀両県の境に位置する基山(404.5m)とその東峰(327m)を中心に約4kmの土塁がめぐり、谷部には石塁が構築されている。これまで40棟を超える礎石建物跡が見つかっており、桁行9間、梁行3間の大礎石群はその中心的存在といえる。7世紀後半の瓦は百済系の単弁軒丸瓦であるが、奈良時代になると大宰府や大野城と同じ老司式などの軒瓦が採用されており、その管理・整備に大宰府の関与があったことがうかがえる。

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