平原遺跡、ワレ塚古墳、銭瓶塚古墳及び狐塚古墳からなる遺跡群である。平原遺跡では、弥生時代後期の方形周溝墓1基、円形周溝墓2基、土壙墓等が検出されている。特に東西約18m、南北約14mの方形周溝墓は、墓壙の中に割竹形木棺が検出されており、合計42面の鏡が出土している。方格規矩鏡・内行花文鏡などの中国からの舶載鏡に加えて、国内製の内行花文鏡5面は径46.5㎝の巨大なもので日本最大である。ワレ塚古墳(全長約42mの前方後円墳)、銭瓶古墳(全長約47.5mの前方後円墳)、狐塚古墳(径33mの円墳)はその後に続く地域首長の墳墓と考えられ、周辺の丘陵上で5世紀後半頃まで連続的に築造されたものである。