糸島市の佐賀県境に近い長須隈古墳の主体部。蓋は長さ2.6mで、両側面と小口の両端に大小の縄掛突起2個ずつをつけている。棺身は全長2.81mで、幅広い方の端に平坦な枕部を削り出している。両小口のみに縄掛突起一対を持ち、棺内全面に赤色顔料が付着する。石材は砂岩質のものである。唐津平野の古墳との関連が考えられ、唐津市浜玉町谷口古墳に続く時期(5世紀前半)と考えられる。