綾塚古墳は京都平野西部に築かれた古墳時代後期の大型円墳で、直径は４１ｍにもおよぶ。石室は長大な横穴式石室で、全長は約２０ｍと、奈良県見瀬丸山古墳、福岡県宮地嶽古墳に次いで全国でも３番目の大きさを誇る。石室には畿内型の家形石棺がおさめられ、畿内との強い関係がうかがえる。この地域の首長墳と考えられ、近くの橘塚古墳と合わせて、この地域の重要性がうかがい知れる。