国指定 史跡

三井三池炭鉱跡(宮原坑跡 万田坑跡 専用鉄道敷跡 旧長崎税関三池税関支署)

  • 三井三池炭鉱跡(宮原坑跡 万田坑跡 専用鉄道敷跡 旧長崎税関三池税関支署)
  • 三井三池炭鉱跡(宮原坑跡 万田坑跡 専用鉄道敷跡 旧長崎税関三池税関支署)
時代/明治、大正、昭和
所在地/大牟田市宮原町1丁目86-3他
【指定年月日】
平成12年1月19日
(追加指定・名称変更)
平成25年3月27日 
平成28年10月3日

【公開等】
公開時間:9:30~17:00(最終入場16:30)
月曜休み(月曜祝日の場合は翌平日が休み)
無料
問合せ先:大牟田市世界遺産・文化財室(0944-41-2515)

官営だった三池炭鉱は、明治22(1889)年に三井に払い下げられ、以降日本近代化の牽引役を担い、大牟田地域の主力産業として経営拡大された。宮原坑はその主力坑で、明治31(1898)年に第一竪坑、明治34(1901)年に第二竪坑が開坑し、明治・大正時代を通じて年間40~50万トンの出炭を維持していた。第二竪坑は平成9(1997)年まで稼働していたため、巻揚機室及び竪坑櫓は良好に残る。産出された石炭の輸出に関わり、輸出港である三池港へ石炭を搬出するための専用の鉄道敷が残り、三池港には旧長崎税関三池税関支署の建物が残る。隣接する熊本県荒尾市の万田坑も一体の史跡として保存されており、これらは、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産である。

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