人文的な名勝にあたる。古代に都に造られたものに始まり、平安時代には浄土世界を表現した浄土式庭園、貴族の居宅に付随する寝殿造り庭園がある。中世以降武士居宅に付随する書院造り庭園が見られる。空間的には池泉を中心とするものが多く、建物からの座視式や近世には大名屋敷等に伴う回遊式が見られる。近代以降も各地の居宅に付随した居宅が残る。発掘されたものもあり、国指定名勝の内の半数以上を占める。
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