県指定 有形文化財 建造物

石田家住宅

  • 石田家住宅
時代/江戸  所在地/朝倉市秋月475
【指定年月日】
平成3年11月15日

【公開等】
見学時間 外観のみ
問合せ  朝倉市教育部 文化・生涯学習課 tel 0946-28-7341

石田家住宅は、秋月藩政時代の御用商人遠藤家が建設した町家である。西棟・東棟ともに宝暦12年(1762)の大火で焼失した後、西棟は明和元年(1764)までに再建されている。遠藤家文書によると、西棟は「津乃屋」と記され、遠藤家の出店または隠居宅として使用されていた。東棟は「脇戸」と記され、寛政年間(1789~1801)までに再建された。大正初期には遠藤氏により甘木屋質店の店舗と蔵として両棟を併合して使用されていた。昭和6年石田家の所有となり現在に至る。
西棟は、正面入母屋造、桟瓦葺、妻入り、東棟は切妻造、桟瓦葺、妻入りで西・東棟正面に連続して庇がつく。内部は、通り土間に沿って「みせ」「なかのま」「ざしき」などが一列に並ぶ典型的な町屋であるが、2棟を連結して使用するなど、空間利用などに特徴があり、旧秋月城下町の町並みを構成する建築として重要である。

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