県指定 有形文化財 美術工芸品

如法寺 木造金剛力士立像

  • 如法寺 木造金剛力士立像
  • 如法寺 木造金剛力士立像
時代/平安  所在地/豊前市大字山内991
【指定年月日】
昭和50年8月14日

【公開等】
常時公開

如法寺は、求菩提山の第一峰として栄えた中世の天台寺院であったが、戦火で焼け、江戸時代に禅寺として再興された。山門にある仁王像は、往時をしのぶ像である。2体の金剛力士像は、像高約278cmの桧材の一木造で、頭体部は内刳をし、背に蓋板をあてている。手は一方を下げ、一方を頭の横まで上げている。筋骨隆々としたたくましい姿というよりは静かで、おおらかに立っており、後世の補修が多いが平安時代後期作の仁王である。平安時代にさかのぼる数少ない仁王像で、貴重なものである。

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