有形文化財 美術工芸品

木造亀山上皇立像(銅像原型)

よみがな/もくぞうかめやまじょうこうりゅうぞう(どうぞうげんけい)
時代/明治
所在地/福岡市東区
【指定年月日】
平成21年3月30日

福岡県出身の彫刻家で、日本近代彫刻を確立した一人である山崎朝雲(1867~1954)によって福岡市博多区東公園に立つ県指定有形文化財銅造亀山上皇立像(明治37年〔1904〕除幕式)の原型として制作され、明治35年(1902)に完成した木彫像である。総高6m、威儀を正した束帯姿で、方形の台座の上に直立する。
多数の木材を寄せてつくられており、内部には明治35年(1902)の造像銘、昭和42年(1967)の修理銘が確認される他、朝雲遺愛の杖が納入されている。端正な顔立ちや深い陰影を見せる衣の襞には、西欧彫刻から導入した写実主義的な表現を十分に昇華し、巨大な木彫像として完成させた若き日の朝雲の確かな力量を見ることができる。
明治時代の木彫像として最大級の大きさを誇り、盛年期の朝雲の代表作として重要であるとともに、6mもの銅像原型が完形で現存することは希少である。

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