大野城市筒井の地名の由来となった井戸。貝原益軒が江戸時代に著した『筑前国続風土記』には、きれいな水が常に湧きあがってくるが冬至の夜だけは水がでないといった状況が記されている。現在の井筒は花崗岩をくり抜いたものであるが、発掘調査によりかつての井戸枠かと考えられる木枠が発見されている。現在は水脈が変わりかつてのような清水は湧かないが、昭和の初めころまでは共同井戸として使われていた。