元岡古墳群G群6号墳(7世紀前半)から出土した大刀。刀身の棟に金象嵌で19文字の銘文が刻まれる。銘文は「大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果□(錬カ)」と読むことができ,暦を表す干支が刻まれていることから西暦570年に作られたことが判明した。日本における暦資料として学術的に貴重なものである。