国指定 重要無形民俗文化財

等覚寺の松会

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 所在地/京都郡苅田町大字山口
【指定年月日】
平成10年12月16日

【公開等】
4月第3日曜日

豊前修験道の一峯「普智山等覚寺」は現在白山多賀神社になっているが、ここで行われる松会はその古い姿を良く残している。毎年4月第3日曜日の神幸行事で行なわれる。仮屋(旅所)の前庭(松庭)で、お田植行事・薙刀等の行事が行われ、続いて松役(幣切り)が行われる。高さ約10m位の太い松柱の上で、施主が幣串を切る。この松柱は神の降りる柱で、依代としては最も古い形を示している。この松柱は約60mの大綱を用い氏子総出で祭りの前に立てられるが、汐かき等と共に大切な前行事で、伝統をふまえて続けられている。修験道の最大行事であった松会がほぼ完全に近い形で続けられている点で重要な行事である。

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