老松神社の神幸に奉仕する獅子楽。神幸は秋彼岸の中日に、その年の当元の家に下るもので、上土師・下土師地区が1年交代で獅子を奉納する。獅子は雌雄2頭で青年が前後に入り演ずる。県内の他のものに比して軽快で演技がこまやか。獅子の前に上土師のものは青年による杖つかい、下土師は子供による八児(かねうち)が演ぜられる。杖使いは6人が鉢巻、袴姿で樫棒をふるう杖楽であり、八児は赫熊・脚絆姿の8人が鉦を打つ鉦風流である。ついで獅子舞があり、少年20人位が大太鼓を交代で曲打ちする太鼓風流が演じられる。