大正15年(1926)に発見され、現在までに40基が確認されている。丘陵の硬い岩盤を掘り込んで造られた横穴墓と呼ばれる墓で、6世紀後半(約1,450年前)~7世紀前半(約1,400年前)に築造され、7世紀末(約1,320年前)頃まで使われた。墓内部の壁面に装飾が施されており、赤色の幾何学文様が描かれているものが1基、格子状の線刻文様のあるものが2基見つかっている。また、横穴が掘られた岩盤の上部に墳丘を持つものが2基あり、それらの墳墓には土師器や須恵器、鉄刀、馬具、耳環などが副葬されている。