中間市垣生公園内にある6世紀中頃~7世紀初頭に築造された横穴墓群である。丘陵斜面の砂岩の地山を掘り込んだ横穴墓群であり、4群50墓からなる。Ⅲ-A1号横穴墓は群内で最大の規模で、直径18.2mの墳丘を持つ。前室と遺体を収める玄室の複式構造で、玄室には枕を持つ棺床が造られている。玄室右側に船、左側に月の線刻装飾があるが、後世の加筆を受けており、造営当初のものと判断できない。墳墓群からは須恵器、勾玉、琥珀玉、金環、刀子などが出土している。