縄文時代の貝塚で、砂丘の頂部付近では縄文時代後期(約4,000年前)の墓域が確認されている。2名の成人女性と乳幼児が共に葬られている墓が特徴的で、1名はサメの歯のイヤリング、緑色大珠、タマキガイ製の腕輪を装着し、鹿角を添えて葬られている。もう1名の女性も貝製の腕輪を装着している。共に胸部分の骨が一部抜き取られているなど、呪術的な意味が想定され、シャーマンであったとされる。また、この遺跡のアクセサリーを持つ頻度は、他遺跡の縄文人の墳墓と比べても極めて高く、墓域内に犬の埋葬も見られる。