4世紀末頃につくられた全長68mの前方後円墳で、前方部は2段、後円部は3段に築成されている。墳丘全面に葺石が敷かれ、墳丘上には埴輪が樹立していたと考えられる。主体部は竪穴式石室内に割竹形石棺が置かれ、出土品の石製腕飾類は、九州地方では唯一、鍬形石、車輪石、石釧の3種がセットで確認されており注目される。現在は古墳公園として復元整備され、往時の状況をしのぶことができる。